中国では南極老人星の化身と呼ばれています。名前は、幸福の「福」、財産や身分の「禄」、健康・長寿の「寿」から由来したと言われ、人徳をもった神様とされています。 頭が長く、白い髭をたくわえ、左手に宝珠や巻物、右手に杖をもった老人の姿をしています。鶴と鹿と桃を伴った姿は、福・禄・寿を具象化したものと言われています。延命寿老神と同じ神様といわれています。
空海(弘法大師)渡唐の折りに、陸路にてこの地を通って平戸に向かったと伝えられています。 その空海の影響を受けて、この地方のいたる場所に真言密教の道場が数多く建立したといわれています。 天福寺もその例にもれず、山の寺遺跡と同時期に建立されたもので、山の寺の末寺としてこの地に繁栄しました。 貞享年代に中興の祖である尊慶(そんけい)法印によって再建され、現在に至ります。 御本尊は木で造られた不動明王の座像で、全国的にも数少ない物の一つです。
御本尊『不動明王』
天福寺 〒849-4262 佐賀県伊万里市山代町西分 TEL:0955-28-3722 FAX:0955-28-3744